2025年8月3日および4日開催の「かがわ技能フェスティバル2025」にて配布された、
香川県職業能力開発協会様の業務紹介ミニパンフレットの企画・編集・デザインを担当しました。
本ツールは、ものづくりの楽しさや奥深さを子どもたちに伝えることを目的に制作。将来の人材育成を見据えた教育的ツールとして、小学3年生から中学生をメインターゲットに設計しました。
イベント会場にて配布されるため、外四つ折り・ミニサイズ(W70×H110)形式とすることにより、小さな手でも持ちやすく、カバンやポケットにも容易に収納し持ち帰り、自宅で改めて内容を確認することを高めるため、持ち帰りやすさと読みやすさを重視した構成としました。
表紙には「10年後のじぶんへ」という未来志向のコンセプトを掲げ、親しみやすい猫のキャラクター「黒のハチワレ猫」、ガイド役として登場する、技能士バッチを鈴に代わる装飾として付けた「灰色のボス猫」など、児童・生徒の関心を引きつける工夫を盛り込みました。
誌面構成は、協会の主要業務(技能検定・講座・ものづくり体験)の紹介に加え、子どもが実際に書き込める「仕事体験レポート」欄を設置。体験の振り返りや将来の自己像を考えるきっかけとして活用できる、インタラクティブな構成としました。
言葉遣いやデザインもすべてターゲットに最適化し、視覚的にも心理的にも「楽しく・身近に感じられる」工夫を徹底。
単なる情報伝達ではなく、「読む・書く・考える」参加型のパンフレットとして、フェスティバル来場者との接点を深める役割を担い、ものづくり分野における将来的な人材不足への対応を見据え、早い段階から若年層の関心を引きつけ、ものづくりに対する肯定的な認識を育み、「ものづくり」の競争力を長期的に維持することで、社会的・経済的目標に貢献できるような内容を目指しました。
CREDIT
- クライアント
- 香川県職業能力開発協会 様
- プロジェクトマネージャー
- 土井 隆
- デザイナー
- 宮間 晴香様(ハレノシタク)